会社を売却することを誰に、どのような順番で知らせるべきか?

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田中

今回は具体的に買手企業が見つかり、最終契約締結までであと少しといった際、「会社を売却することを誰に、どのような順番で知らせるべきか」についてご紹介したいと思います。

伝える順番を間違えると、M&Aの情報が事前に漏れ、退職者の増加によりM&Aが纏まらない可能性、また、(買手企業が上場会社の場合など)インサイダー情報に該当する恐れもあります。よって、M&Aのプロセスの中で重要なポイントの一つと言えます。

会社を売却するときに関係者に知らせる順番

M&Aを関係者に知らせる順番としては、以下が一般的と思われます。

1)銀行(最終契約直後)
2)主要社員(最終契約前後)
3)一般社員(最終契約前後)
4)取引先(最終契約前後)

1)銀行(最終契約直後)

売り手の連帯保証の解除、また買い手が売り手会社の借入金を借換えることもありますので、銀行へはまず始めにお知らせする必要があります。その際、基本的には以下のことを伝えます。

(a.)誰が買い手となるか
(b.)買い手の素性(代表者名、会社概要等)
(c.)会社売却後の株主構成や経営体制を書面にして直接伺う

2)主要社員(最終契約前後)

最終契約前後が好ましいです。経営陣から直接お伝えして下さい。主要社員の中でも、お金回りである経理の担当者には率先してお伝えした方が良いです。

M&Aの経緯、買い手の素性、新経営体制、また今後も継続して働いていただくために、感謝の想いをお伝えすることも重要です。

3)一般社員(最終契約前後)

経営陣から直接お伝えして下さい。内容は主要社員に説明したものと同様で結構です。取引先からの問合せ対応が想定されますので、取引先より前にお知らせ下さい。

4)取引先(最終契約前後)

上記同様の内容を書面でお知らせ下さい。但し、主要な取引先であり、継続取引の可否が売上に大きく影響を与える先については、最終契約前に直接伺い、丁重に説明する必要があります。

但し、例えば売り手が労働組合に加入している場合、組合との事前協議が必要となることもあります。

田中

M&Aを知らせる順番については、必ずしも①銀行②主要社員③一般社員④取引先ではなく、ケースバイケースであるとも言えるので、M&Aを一緒に進めるパートナー会社と相談の上、決めるのがよいかと思います。

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田中類

茨城県出身。学生時代は落研に所属し、まわりは芸人の道を歩む中、証券会社へ入社。リテール営業後、M&Aアドバイザー会社アドバンストアイ株式会社に転職。...

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