M&Aは継承した事業の成長が重要

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M&A会社には、大別して仲介会社と助言会社があります。
この違いについては、以下のコラムでも詳しくご紹介しています。

ここで考えていただきたいのが、

「会社を売る側は、会社を高く売りたい」
「会社を買う側は、会社を安く買いたい」

このように、売る側と買う側の利害は一致しません。

仲介会社は、この利害が一致していない両社の中間に立ち、売る側と買う側と交渉をするわけですが、場合によっては、一方の利益になると同時に他方の不利益となる利益相反を起こすケースもあります。(利益相反は、会社を売る側の不利益になる場合が多いです)

アドバンストアイでは、売る側と買う側の利益相反を回避するために、売る側、または買う側のどちらか一方のお客様のアドバイザー(助言会社)として相手側と交渉することを設立以来徹しています。

成長志向の多くの企業の皆様に、買手のアドバイザーとしてお手伝いをさせて頂いておりますが、株式市場の好調さや金融市場への潤沢な資金供給の継続によって、依然として、M&Aの取引価格は高水準に留まっています。

売手にとっては有利な状況でありますが、買手にとっては、少しリスキーな状況でもあります。

何の具体的根拠もなく、現状の収益水準が継続するという前提や、株式市場や金融市場が現状の水準を維持し続けるという前提において、売手市場における高値追いは、長期的な視点からは危険と言わざるを得ません。

助言会社は、時には「この条件で売手と合意すべきではない」と交渉プロセスからの辞退を強く助言することも少なくありません。M&Aは成立すればいいというものではなく、継承した事業が買手の中でしっかりと育つことが何より重要です。

会社を買う側は、何のためにM&Aに取り組むのか、M&A後の事業統合はどう考えるのか、具体的な方針をしっかり定めること。

そして、中長期的な指標に基づいた評価を行った上で、取引条件を検討するべきで、決して、目の前にある案件が、最初で最後の絶世の美女と思い込まず、冷静に交渉に臨むことが重要です。

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岡本行生

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アドバンストアイ株式会社 代表取締役 前野村證券株式会社勤務、東京大学理学部情報科学科卒、ペンシルバニア大学ウォートン校MBA(アントレプレナリアル・マネジ...

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